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八千代の家
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​外観夜景

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囲まれた壁により、プライバシーが守られ、窓が外に向いていない外観は内部をうかがい知る事が出来ません。

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全ての室は中庭と共に、塀に囲まれています。

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玄関

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本棚のあるフリースペース・・・内外を包括する囲まれた空間とその隙間にある空間。

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本棚のあるフリースペース・・・隙間から外の風景を楽しむ事が出来ます。

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本棚のあるフリースペース・・・各室の扉を閉じると、箱と隙間の空間が見えてきます。

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LDKと庭・・・4つの囲まれた空間にはそれぞれ内部と外部があります。
キッチンとダイニングテーブルの天板は1枚としています。

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LDKと庭・・・壁に囲まれプライバシーが守られながらも明るい空間です。

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寝室・・・寝室からも寝室だけの庭を楽しむ事が出来ます。

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塀で囲まれた庭には、それぞれ異なる樹種の木が植えられています。

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洗面脱衣室・・・ここにも専用の庭があります。塀の外から中を見る事は出来ません。

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子供部屋の中庭・・・塀に1か所だけ小さな開口を設けています。

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フリースペース夜景

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外観夜景

 

concept

敷地は、兵庫県の播磨地方、山間の小さな集落の中にあります。

ご夫婦、お子様の5人のお住まいです。

平屋である事、プライバシーを確保する事、家の中心に自由使える図書室の様な場所を設ける事を希望されていました。

建築の構成は、まず用途ごとに分けた、4つの囲まれた空間(ボックス)を設定しています。

ボックスにラップするように屋根を掛け、更に室内外を分割しています。

ボックスの内側にはそれぞれ、室内空間と庭の外部空間があり、室内外が一体となった空間です。

ボックスの中からは、屋根と壁に切り取られた空や山々の風景が見えます。隣家や道からボックス内を伺う事は出来ず、また、ボックス内にはプライバシーが守られた落ち着いた空間があります。

外部と異なる時間の流れがあるかのような空間です。

家の中心付近に、4つのボックスの隙間にできたフリーな空間があります。

その空間を家族で使う図書スペースとしています。各ボックスから自由に出入りする事が出来、ボックスの閉じられた空間と対比をなしています。

閉じる部分、開く部分を用途に合せて配置し、それぞれに特徴の有る空間が出来上ります。

変化を感じ、日々の生活を楽しむ事が出来る家をデザインしました。


data 
・所在地:兵庫県多可郡
・用途:住宅
・設計、監理期間:2013年1月~2013年12月
・規模、構造:
 ①延べ面積:108.59㎡
 ②木造平屋

・構造設計:ルート構造設計事務所
・設備設計:サンキエンジニアリングサービス㈱
・施工:㈲ビームスコンストラクション

公益社団法人 大阪府建築士会 第7回 建築人賞 受賞

photo:Stirling Elmendorf

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