囲い庭の家
建物の中心に囲まれた中庭があります。

敷地に高低差があり、その高さの差を建物で解消しています。

アプローチは緩く、幅の広い階段で玄関に向かいます。

玄関を入るとすぐ正面に中庭を見ることができます。

中庭の周りを玄関、リビング、廊下と回遊します。

南のリビングに面し、広いデッキがあります。デッキ、リビング、中庭と空間が連続します。

リビングの南のデッキに連続する掃き出しの窓は、高さを低く設定しています。敷地内、正面にコンクリート打ち放しの塀を設け、その上部の隣家を見せない高さの設定です。

和室の角に地窓を設けています。こちらも隣家を見ることがない窓です。

個室も廊下を介し、中庭につながります。右上部の外に面する窓は高窓としています。隣家と見合わせることなく、遠くの山へと視界は広がります。

洗面台

中庭夜景・・・中庭で切り取られた空だけが見えます。

concept
敷地は東南西を住宅に囲まれ、北側は道路である為、四方に視界の広がりを得がたい。また、プライバシー確保の為、大きく開口を開く事を難くしている。
囲い庭の家では、家の中心に中庭を設け、隣家や道路からの視線が届かない、プライバシーが確保された外部空間を提案した。中庭への開口を出来るだけ大きく取る事で、内部空間の広がり、明るさ、風の通りを得る事が出来る。
また、南側隣地に塀を建て、LDのからデッキに繋がる開口を低めに抑えることで、南に開口を広げながら、室内から隣地の建物を見え難いよう配慮している。