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GARDEN LIVING

庭に対して各室が配置され、深い軒がある切妻屋根の外観です。
軒の高さは周辺住宅へ配慮し、低く設定しています。
庭には遊歩道があります。敷地を横断し一般の方の通行が可能です。地域に開かれ、施設の利用者との接点を生み出す事を意図しています。
玄関へのアプローチは低く抑えられた庇の下を通ります。壁と天井に、杉の格子を設けています。アプローチをヒューマンスケールで落ち着いた雰囲気とする事を意図しています。
2階のグループホームのリビングは、屋根の勾配を利用した天井の形です。頂部のルーバーを介し、その上にあるトップサイドライトから光が落ちてきます。部屋の奥まった位置にも自然光の明かりが行き渡ります。
2階のグループホームは2つのユニットで構成されます。ユニットとユニットの間の廊下に天井の高いホールがあります。ここでもトップサイドライトからの自然光が室内に、明りをもたらしています。
2階の庭側はバルコニーがあり、庭を見下ろし、山を見ることが出来ます。庭越しに近隣と向き合う面でもあり、相互のプライバシーに配慮しルーバーを設けています。
間接照明の光をベースとし、夜も落ち着いた雰囲気の空間としています。
デッキからの夜景・・・広いデッキからリビングへと空間が連続します。
アプローチ夜景
外観夜景・・・手前に平屋があり、建物をスケールダウンしています。
 
concept
ユニット型ショートステイ(20床)とグループホーム(18床)に地域交流スペースを備えた高齢者複合施設。

敷地の東側に地域への開放を想定した
まとまった広さの広場、南側に20台分の駐車場、北側に屋台倉庫と10台分の地域開放駐車場、西側に2箇所の駐車場を結ぶ車路、、、法人からの要望と周辺環境により導き出された敷地中央 70m×15mほどの余地に中廊下型平面をもつ2層分のヴォリュームを立ち上げ、1階にユニット型ショートステイ、2階にグループホームを配置した。

1階の接道部に近い南端には高さを抑えた地域交流スペースを配置し、屋根をメインヴォリュームの中程のエントランスまで延長している。その屋根の軒下空間をアプローチとすることで大きくなり過ぎるメインヴォリュームから受ける来館者への心理的圧迫感の軽減をはかるとともに、多雪地域でも快適な半屋外空間とした。やや大振りな杉材のルーバーも施設的な建物のスケールから住宅的なインテリアスケールへのスムーズな移行を意図している。

広場側では、広場を挟んで向かいの隣家へ配慮しつつ、広場と室内の一体感を作り出すため、ウッドデッキやルーバー、樹木などで各部に応じた距離感の調整を行った。庭には、「雑木林の森」、「果実の木の庭」、「花の庭」、「築山」など多彩なエリアを配置した。
庭とつながり、庭を楽しむ事が出来る施設を意図した。
 
data 
・所在地:兵庫県養父市
・用途:グループホームとショートステー
・設計、監理期間:2016年8月~2018年3月
・規模、構造:
 ①延べ面積:1428.11㎡
 ②木造2階建て(準耐火建築物(イ-2))

・担当:川添純一郎建築設計事務所 植村 卓也
・構造設計:SMB建材株式会社
・施工:高柴商事(株)
photo:冨田英次

KAWAZOE ARCHITECTS​

​川添純一郎建築設計事務所