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高床の家

過去、台風時に敷地脇を流れる水路からの水害を経験し、その対策が求めらました。
敷地内にある別棟への影響を配慮し地盤面を上げる事無く、今回プロジェクトのタイトルとなっている高床の家を計画しました。
階の南面の壁は10度の傾きを持っています。庇の軒下となるべきスペースを斜めに室内に取り込みました。
外構は大きく植栽の庭と駐車場に分かれています。コンクリート打ち放しの塀が、庭と駐車場の用途が異なる外部空間を分割しています。
南に面し、庇が掛かった広い縁側が有ります。
ウッドデッキと内部の床の高さを揃え、室内外が連続します。
縁側の開口は木製の建具です。戸袋の壁に雨戸と網戸が引き込まれます。
リビングの開口は、ガラスが入った框戸も壁に引き込まれます。
玄関の土間は、ガラスの框戸を介し趣味室とつながっています。

土間で接客する事も想定し、玄関と合わせて広めの空間とされました。
趣味室はデスクワーク等のスペースです。
右手の照明器具のあるスリット棚には、アロマの小瓶を置く設定です。棚の奥からの光が、アロマの小瓶を透過し光を出すようデザインしました。
​和室からリビングを見た所
周辺に建物が少なく、高床で一段上がった高さからは田園の風景を見渡す事が出来ます。 
キッチンに面して、サンルームを設けています。設計時、元々は物干場としてのご要望でしたが、そこからの眺望がすばらしく、カフェスペースとしても使える様ご提案しました。
キッチンはオープンとし、両側から使う事が出来る物です。
家事の合間にも風景を楽しむ事が出来ればと、空間をデザインしています。
2階の南面の壁は10度の傾きを持っています。庇の軒下となるべきスペースを斜めに室内に取り込んだものです。
視線の方向が1階の水平と異なり、変化のある眺望を見る事が出来ます。
洗面台は大きめのボウルを、壁から持ち出した天板の上に置いた物です。
天板は半透明の強化ガラスを使い、その下の照明器具からの光を透過します。
正面のL型の鏡を開けると、中に収納が有ります。その上部に間接照明があり、柔らかく光を拡散します。
 
concept
 敷地周辺は田畑に囲まれ、小高い山を望む事が出来ます。市街化調整地域内にあり、周辺には住宅も少なく、静かなロケーションです。
 過去、台風時に敷地脇を流れる水路からの水害を経験し、当初よりその対策が求めらました。敷地内にある別棟への影響を配慮し地盤面を上げる事無く、今回プロジェクトのタイトルとなっている高床の家を計画しました。
 1階は和室、リビング、キッチン、サンルームが1つの空間として連続し、必要に応じて壁に引き込まれた建具を閉じ、3つの空間に分割する事が出来ます。それぞれの室は南に面し、更にデッキへと空間が広がっていきます。また、サンルームには西に広がる風景を望む事が出来る、大きな開口を設けています。ここで、リビングとは異なる寛ぎのシーンを想定しました。
2階の南面の壁は10度の傾きを持っています。庇の軒下となるべきスペースを斜めに室内に取り込みました。視線の上方への拡散は空間に変化をもたらすと共に、外観を特徴付ける物となっています。

data
・所在地:西脇市
・用途:住宅
・設計、監理期間:2006年4月~2007年4月
・規模、構造:
 ①延べ面積:112.40㎡
 ②木造2階建て
・構造設計:正木建築設計事務所
・設備設計:住環境設計室
・施工:㈱ダハイム
photo:玉森潤一

KAWAZOE ARCHITECTS​

​川添純一郎建築設計事務所