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閑閑舎
【一棟貸しの別荘・閑閑舎】九十九里浜に近い平屋の別荘です。

バナキュラーとモダンの融合

千葉県の九十九里浜に近い敷地です。敷地には一棟貸の宿泊施設が3棟計画されており、先行して2棟が着工・オープンします。
設計にあたり以下の点を検討しました。
・ 地域に多く見られるマキの木の生垣を囲障として利用。(マキの木:千葉県の県木)
・ 地域の古民家に見られる急こう配の寄棟の屋根形状の引用。(伊東家住宅主屋)
・ 平屋建てとし、穏やかな空間を創出。 ・ 大屋根のおおらかな空間。
・ 深い庇の軒下に生まれる半外部空間が庭、室内空間との連続性を作り出す。
・ 深い庇により、雨の侵入、壁の劣化を防ぎ夏季の直射を和らげる。
・ それぞれの空間で異なる庭を楽しむ。
・ 朝日を美しく見ることができるため、東端の高い位置に朝日を見る場所を設ける。
・ 奇をてらわず、しかしながら非日常の体験を通し、感動を感じる空間の創出。 名称の閑閑舎には以下の意味があります。
・ 閑閑:心しずかに落ちついている様子。
・ 舎:一般に、人の住む建物。いえ。やしき。仮にとまる建物。やどり。やど。やどや。


data 
・所在地:千葉県山武市
・用途:貸別荘(簡易宿泊)
・設計、監理期間:2022年8月~2023年9月
・規模、構造:
 ①延べ面積:164.20㎡(1棟分)
 ②木造平屋建て

・構造設計:ルート構造設計事務所
・施工:株式会社稲垣泰ゴロー

photo小松正樹

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