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カフェ・アンジュ
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敷地は交差点の角に面しています。

その敷地の形に添うように建物は切妻の棟が雁行して連なっています 。

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​エントランスへのアプローチは、駐車場側と交差点側があり、写真は交差点側です。スロープは樹木の間を蛇行し、庭を楽しみながらエントランスに進みます。

樹木の山茶花はもともとこの敷地に生け垣として植えられていたものです。​極力残した計画としています。

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エントランス

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客席・・・室内に入ると、その切妻の形を認識 するようデザインしています。それぞれの棟の 幅と高さは異なるため、異なる空間がずれて連続し、奥行きを感じます 。
窓は、東と西に横長に設けています 。座った高さで丁度、両方に広がる異なる風景を楽しむものです。切り取られた風景から、この場所を感じる田園と、池の土手越しに雑木の林が見えます。

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​見える風景、雰囲気の違う席を選ぶ楽しさがあります。

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建物の突き当りは連なる棟の 、更なる連続性を感じるよう掃き出しの窓で大きく開放してい ます 。

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座った高さで風景を楽しむことができるピクチャーウィンドウです。

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カウンター

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客席夜景

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外部のデッキ・・・建物の奥にあるスペースです。

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外観夜景

 

concept

兵庫県の播磨地方に建つカフェです。

30年以上営業されていたカフェの移転新築で、土地の選定からご相談を受けました。

敷地は交差点の角に面しています。その敷地の形に添うように建物は切妻の棟が雁行して連なっています。

 

室内に入ると、その切妻の形を認識するようデザインしています。

それぞれの棟の幅と高さは異なるため、異なる空間がずれて連続し、奥行きを感じます。

窓は、東と西に横長に設けています。座った高さで丁度、両方に広がる異なる風景を楽しむものです。切り取られた風景から、この場所を感じる田園と、池の土手越しに雑木の林が見えます。建物の突き当りは連なる棟の、更なる連続性を感じるよう、掃き出しの窓で大きく開放しています。

 

当初より家具のレイアウトや、テーブル・椅子についてご相談を受けていました。新しい店舗では、既存の店舗にあったテーブルと椅子を敢えて使うことをご提案し、空間をデザインしています。新しいものと引き継がれていくものがバランスされ、移転でも馴染みやすく、また営業が切れ目なく感じられるよう、検討しました。

デザインの全体にクラシックとモダンの融合をコンセプトとしています。


data 
・所在地:兵庫県加東市木梨
・用途:カフェ
・設計、監理期間:2019年4月~2020年3月
・規模、構造:
 ①延べ面積:112.12㎡
 ②木造平屋建て

・担当:川添純一郎建築設計事務所
・構造設計:ルート構造設計事務所
・施工:㈱須々木工務店

photo:冨田英次

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